僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道 プレ講座

  • 2016.05.02 Monday
  • 16:18
 先月のことですが、4月11日、本願寺札幌別院で開催された「僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道 プレ講座」を受講してきました。
 
 リヴオン尾角光美さんによる「僧侶のためのグリーフケア連続講座」。名古屋、東京でも開催され好評を博した当講座ですが、札幌でも開催してほしい!との思いが通じて、5月から開催されることとなり、この日そのプレ講座が開催されたのです。
 
 講師は、リヴオンの尾角光美さんと水口陽子さん。またゲスト講師として、東京クラスの修了生である臨済宗妙心寺派、勝林寺ご住職の窪田充栄さんも来てくださいました。受講者は11名で、私も含め浄土真宗の僧侶が多かったですが、他に浄土宗や曹洞宗、法華宗などの僧侶の方も受講されていました。
 
 講座は、まずグリーフケアの基礎知識の講義からスタート。グリーフの定義やグリーフサポート、ケア、ワークなどの言葉とそのつながりについての説明がありました。グリーフとは、「大切な人やものを失うことによって、生まれるその人なりの自然な反応や感情、プロセスのこと」。そして、大切なのは「グリーフの反応やプロセスは一人ひとり、様々で、個別的なもの」であり、「どんな反応も自然なもの」であると聞きました。
 
 それを実感できたのが、「イロイロワーク」。まず大切な人を失ったときに生まれてくる感情を言葉にし、ついでその中から4つの言葉を選び、それらを色や形で表現しました。
 これが、興味深かった。同じ感情を言葉にしてももちろん一人ひとり異なりますが、それらを色や形で表現することによってその違いがより明らかになります。まさしく、イロイロ。感情の差異が可視化されて面白かったです。
 私たちは、たとえば「しんどい」という遺族に、ともすれば私の「しんどい」という感情を想起して接してしまいがちですが、その人の「しんどい」と私の「しんどい」は全く同じではなく、「しんどい」もイロイロであり、そのことに気をつけて遺族に接しなければならないと、改めて感じました。
 
 そして、この講座で特に印象的だったのが、この後に行われた「ロールプレイ」。3人1組で、僧侶、遺族、観察者の3役に分かれて行い、遺族と僧侶が最初は台本どおりに、その後はアドリブで対話をするというものでした。
 私は観察者の役でしたが、僧侶として自分だったらどう話すかなと考えながら観察していました。
 当然、対話の中では沈黙も生まれるのですが、実際の会話の中でも沈黙が生まれると、それに耐えられなくというか、僧侶として何か話さなくてはならないと思い、無理に話そうとしてしまうことも少なくありません。しかし、遺族役をした方も沈黙そのものは気にならないとおっしゃっていましたが、沈黙を言葉で無理に埋めようとするのではなく、沈黙は沈黙のままに大切にするということに、このロールプレイを通して気づかせてもらいました。
 
 講座の最後には、東京クラスの修了生である窪田充栄さんが「グリーフケア連続講座を受講して」という題でお話くださいました。窪田さんのご自身の経験を通してのお話にはたいへん深い感銘を受けました。
 
 グリーフケアについて、その知識を頭で学ぶだけでなく、ロールプレイなどを通して全身で体験し学べるのがこの講座の魅力だと思います。また宗派を超えて、やる気に満ち溢れた僧侶の方々に出会えるのも魅力の一つです。
 本講座の概要は、下記の通りとなります。ぜひともに学びましょう!!私も事務局としてお手伝いさせていただくこととなりましたので、不明の点などがありましたら、私のほうにでもいいのでお聞きください。(*対象は僧侶の方だけとなります。)
 
                                              覚王寺・副住職 内平 淳一


僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道

日 程
    第一講  5月17日(火・ 友引)  グリーフケアの基礎知識
    第二講  6月 2日(木)     自分自身を知る時間
    第三講  6月14日(火・ 友引) 「聴く力」を身につける
    第四講  6月28日(火)     仏教 × グリーフケア ☆ゲスト講師
    第五講  7月26日(火)     お寺で生み出すグリーフケア

    特別講 全回終了後、修了プレゼンテーション&道内における死別に関係する人たちとの交流会を予定

時 間 各回 11時〜18時 (途中1時間 お昼休憩)

場 所 札幌市内にて ※お申込いただいた方にご連絡いたします

ファシリテーター  尾角 光美(リヴオン代表理事)
          水口 陽子(リヴオン理事) 

ゲスト講師    酒井 義一氏(真宗大谷派 存明寺住職) ☆第四講


定 員 2 0 名(定員になり次第、受付を締め切らせていただきます)
 
受講料 75,000円(税別) ※原則一括払いですが、分割払いのご相談にも応じます
             
お申込み方法 こちらのフォームからお申し込みいただけます

 

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